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これから就職活動をする学生が会社を見極めるための3つの数字とは?

こんにちは、堀北晃生です。

先日、ある学生から質問がありました。

その学生はこれから就職をするにあたって、
会社を分析したいとのこと。

これから経済が浮き沈みするのかで
現在成長しているのかどうかを見極めたいとのことです。

そうですよね。

確かに就職したら急に会社がなくなってしまったとか、
M&Aされて条件が理不尽なものになったりなどは
避けたいところですので最低限は見極めたいところですね。

それでは1分で分る企業分析の方法をご紹介します。

まずはその会社の財務情報を見ます。

そうすると様々なデータが出てきますので、
その中で以下の3つを注意してみてください。

1,売上高の推移

2,純資産の推移

3、流動比率が100%以下であるかどうか

です。

まずはこの3つだけ見極められると
安心して就職できるかどうかが見れます。

1,売上高の推移

ここの売上高の推移を3期分を確認してみてください。

3期分とは過去三年分の売上です。

3年前、2年前、1年前の売上高を見て、
右肩上がりで上昇していたら順調に経営をしているため安心です。

一時的に急激に上がったり下がったりしている場合は、
何かしらの原因があると思います。

すべてがネガティブなことではありませんので、
要チェックです。

そして売上が右肩下がりの場合は要注意です。

まずはこのように売上高ベースで分析してみましょう。

2,総資産の推移

こちらの3期分の総資産の数字を見てみます。

総資産とは、その会社が持っているすべての資産を
数字化したものです。

総資産は現在持っている資産と銀行や他人から
借りてきたお金の合計金額になります。

バランスシートというものを見ると、
右側でどのようにしてお金を集めたかを知ることができ、
左側で何に使ったかを知ることができます。

この総資産が右肩上がりで上昇していると、
順調に経営は進んでいると言えます。

ただ、ポイントは利益が上がっていなくても
借金を増やし続けていても総資産は増え続けます。

つまり、本業で利益をあげていなくても、
銀行からの借り入れがうまく行けば総資産が増えます。

そのためしっかりと内容を見なければ行けないのですが、
まずは、全体の資産が上がっているのか下がっているのかを
見極めてみましょう。

3、流動比率が100%以下であるかどうか

バランスシートのことを貸借対照表といいますので、
会社名にこのキーワードを入れてみてください。

そうすると会社の財布の中身が全て見れます。

(画像: https://jfc-guide.com/basic-knowledge/2685/より)

この図をご覧ください。

 

左上にあるのが現金のようにすぐに使える資金のことです。

そして右上にあるのが、金融機関などから借りてきたお金です。

借りてきたお金より持っている現金のほうが多い場合は、
安全だと言えます。

この持っている現金と借りてきたお金の比率のことを
負債比率(ふさいひりつ)と言います。

 

これが現金が少なく、借り入れが多い場合はちょっと危険です。

 

銀行が急に「今すぐお金を返せ」と言った瞬間に、
手持ちの現金がなければ払えませんし、
従業員に給料を支払えなくなったりしたら大変です。

 

このように会社が健全であるかどうかは、
借り入れと現金の比率で見ると安全かどうかを見ることができます。

借金は経営をしていく中で必要なことであり、
借金の額が大きいかどうかは関係ありません。

ようは比率です。

まとめ

1,売上の推移を見て成長度合いを見る

2,総資産の推移を見て規模を見る

3,流動比率を見て経営の安全性を見る

ざっくりとした分析は以上になります。

 

大学生がこれから就職するにあたって、
大切なことはまずは相手の企業の体質を知ることです。

会社が利益を出しているかどうかということも
目安の一つですが、実はこの3分析のほうが大切であり
一発で会社の特徴をつかむことができます。

 

利益の金額は業種によって異なりますし、
利益率も扱っている商品によって異なりますので、
それだけは会社を比較できません。

この売上、総資産、負債比率はすべての会社にとって
共通の情報ですのでこの比率や成長過程を
見ることで安全性や成長性を見ることができます。

 

いかがでしたでしょうか?

これから株を買うならこの3つは瞬時に分析したいですね。

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